新規上場申請のための有価証券報告書
(Ⅰの部)
ウォンテッドリー株式会社
目次
頁
表紙
第一部 企業情報 ……… 1
第1 企業の概況 ……… 1
1.主要な経営指標等の推移 ……… 1
2.沿革 ……… 3
3.事業の内容 ……… 4
4.関係会社の状況 ……… 9
5.従業員の状況 ……… 10
第2 事業の状況 ……… 11
1.業績等の概要 ……… 11
2.生産、受注及び販売の状況 ……… 12
3.対処すべき課題 ……… 13
4.事業等のリスク ……… 14
5.経営上の重要な契約等 ……… 18
6.研究開発活動 ……… 19
7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 20
第3 設備の状況 ……… 23
1.設備投資等の概要 ……… 23
2.主要な設備の状況 ……… 23
3.設備の新設、除却等の計画 ……… 23
第4 提出会社の状況 ……… 24
1.株式等の状況 ……… 24
2.自己株式の取得等の状況 ……… 38
3.配当政策 ……… 39
4.株価の推移 ……… 40
5.役員の状況 ……… 41
6.コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 43
第5 経理の状況 ……… 48
1.連結財務諸表等 ……… 49
(1)四半期連結財務諸表 ……… 49
(2)その他 ……… 54
2.財務諸表等 ……… 55
(1)財務諸表 ……… 55
(2)主な資産及び負債の内容 ……… 83
(3)その他 ……… 84
第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 85
第7 提出会社の参考情報 ……… 86
1.提出会社の親会社等の情報 ……… 86
2.その他の参考情報 ……… 86
頁
第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 87
第三部 特別情報 ……… 88
第1 連動子会社の最近の財務諸表 ……… 88
第四部 株式公開情報 ……… 89
第1 特別利害関係者等の株式等の移動状況 ……… 89
第2 第三者割当等の概況 ……… 90
1.第三者割当等による株式等の発行の内容 ……… 90
2.取得者の概況 ……… 92
3.取得者の株式等の移動状況 ……… 93
第3 株主の状況 ……… 94
[監査報告書]
【表紙】
【提出書類】 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)
【提出先】 株式会社東京証券取引所 代表取締役社長 宮原 幸一郎 殿
【提出日】 平成29年8月10日
【会社名】 ウォンテッドリー株式会社
【英訳名】 Wantedly, Inc
【代表者の役職氏名】 代表取締役 仲 暁子
【本店の所在の場所】 東京都港区白金台五丁目12番7号
【電話番号】 03-6369-2018
【事務連絡者氏名】 執行役員 吉田 祐輔
【最寄りの連絡場所】 東京都港区白金台五丁目12番7号
【電話番号】 03-6369-2018
【事務連絡者氏名】 執行役員 吉田 祐輔
第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
提出会社の状況
回次 第2期 第3期 第4期 第5期 第6期
決算年月 平成24年8月 平成25年8月 平成26年8月 平成27年8月 平成28年8月 営業収益 (千円) 1,019 34,454 169,405 450,657 840,284 経常利益又は経常損失(△) (千円) △11,343 △4,885 7,060 △2,588 120,859 当期純利益又は当期純損失
(△)
(千円) △11,523 1,817 3,717 △2,669 77,803 持分法を適用した場合の投資
利益
(千円) - - - - -
資本金 (千円) 21,500 121,820 121,820 221,900 225,950 発行済株式総数 (株) 1,492 1,668 1,668 102,304 102,394 純資産額 (千円) 21,840 224,298 228,015 425,505 461,380 総資産額 (千円) 24,557 228,510 303,751 571,105 725,064 1株当たり純資産額 (円) 14,638.73 134,471.49 136,700.04 83.18 102.01 1株当たり配当額
(円)
- - - - -
(うち1株当たり中間配当 額)
(-) (-) (-) (-) (-) 1株当たり当期純利益金額又
は1株当たり当期純損失金額
(△)
(円) △8,645.24 1,206.06 2,228.54 △0.53 15.84
潜在株式調整後1株当たり当 期純利益金額
(円) - - - - -
自己資本比率 (%) 88.9 98.2 75.1 74.6 63.6
自己資本利益率 (%) - 0.8 1.6 - 17.5
株価収益率 (倍) - - - - -
配当性向 (%) - - - - -
営業活動によるキャッシュ・ フロー
(千円) - - - 36,455 182,641 投資活動によるキャッシュ・
フロー
(千円) - - - △184,972 △6,860 財務活動によるキャッシュ・
フロー
(千円) - - - 200,040 △41,956 現金及び現金同等物の期末残
高
(千円) - - - 302,708 436,532 従業員数
(人)
1 5 15 27 40
(外、平均臨時雇用者数) (-) (-) (9) (8) (5)
(注)1.上記期間については子会社が存在せず、当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係 る主要な経営指標等の推移については記載しておりません。
2.営業収益には消費税等は含まれておりません。
3.持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社が存在しないため記載しておりません。
4.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、第2期は潜在株式が存在しないため記載しておりま せん。第3期、第4期及び第6期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在 するものの、当社株式は非上場であるため、期中平均株価が算定できないため記載しておりません。第5期 の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場で
あるため、期中平均株価が算定できないため、また、1株当たり当期純損失金額であるため、記載しており ません。
5.自己資本利益率については、第2期及び第5期は当期純損失が計上されているため記載しておりません。 6.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。
7.当社は配当を行っておりませんので、1株当たり配当額及び配当性向につきましては、それぞれ記載してお りません。
8.当社は、第5期よりキャッシュ・フロー計算書を作成しておりますので、第2期、第3期及び第4期のキャ ッシュ・フロー計算書に係る各項目については記載しておりません。
9.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイム、人材会社からの派遣社員、季節工を含む。)は 年間平均人員を( )外数で記載しております。
10.第5期及び第6期の財務諸表については、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第211条第6項 の規定に基づき、有限責任監査法人トーマツにより監査を受けておりますが、第2期、第3期及び第4期の 財務諸表につきましては、監査を受けておりません。
11.当社は、平成26年11月19日付で普通株式1株につき60株の株式分割を、平成29年6月17日付で普通株式1株 につき50株の株式分割を行っておりますが、第5期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり 純資産額、1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額を算出しております。
12.当社は、平成26年11月19日付で普通株式1株につき60株の株式分割を、平成29年6月17日付で普通株式1株 につき50株の株式分割を行っております。そこで、東京証券取引所自主規制法人(現 日本取引所自主規制 法人)の引受担当者宛通知「『新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)』の作成上の留意点につい て」(平成24年8月21日付東証上審第133号)に基づき、第2期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し て算出した場合の1株当たり指標の推移を参考までに掲げると、以下のとおりとなります。
なお、第2期、第3期及び第4期の数値については、有限責任監査法人トーマツの監査を受けておりませ ん。
第2期 第3期 第4期 第5期 第6期
平成24年8月 平成25年8月 平成26年8月 平成27年8月 平成28年8月 1株当たり純資産額 (円) 4.88 44.82 45.57 83.18 102.01 1株当たり当期純利益金額又は
1株当たり当期純損失金額 (△)
(円) △2.87 0.40 0.74 △0.53 15.84
潜在株式調整後1株当たり当期 純利益金額
(円) - - - - -
1株当たり配当額
(うち1株当たり中間配当額)
(円)
-
(-)
-
(-)
-
(-)
-
(-)
-
(-)
2【沿革】
当社の創業者である仲暁子は、Facebook Japan株式会社でソーシャルメディアの日本や世界における急激な拡大 を経験し、ソーシャルメディアが社会に与える大きな可能性に着目し、従来は画一的だった会社と人の出会いを変 えようと「Wantedly」の基本概念を考案し、その後当社を設立しております。
年月 概要
平成22年9月 東京都渋谷区において、インターネットを利用した各種サービスの企画・開発・運営を目的と してフューエル株式会社を設立
平成23年9月 商号をウォンテッド株式会社に変更
平成24年2月 ビジネスSNS(※1)プラットフォームの前身として、会社訪問マッチングサービス(※2)
「Wantedly(ウォンテッドリー)」(現 Wantedly Visit)のサービス開始 平成24年3月 本社を東京都渋谷区恵比寿に移転
平成25年11月 商号をウォンテッドリー株式会社に変更 平成25年11月 本社を東京都港区白金台三丁目に移転 平成27年6月 本社を東京都港区白金台五丁目に移転
平成27年6月 株式会社日本経済新聞社と資本業務提携に関する契約を締結
平成28年1月 ビジネスチャット「Sync」(現 Wantedly Chat)のサービスを正式リリース 平成28年2月 業務効率化ツール口コミサイト「Wantedly Tools」リリース
平成28年3月 メディアプラットフォーム「Wantedly Feed」リリース
平成28年4月 クリエイター向けのポートフォリオサービス「Case by Wantedly」リリース 平成28年11月 シンガポール子会社、Wantedly Singapore Pte. Ltd.を設立
平成28年11月 名刺管理アプリ「Wantedly People」リリース
※1 ビジネスSNSとは、ビジネスにおける”人と人”や”人と企業”のマッチング、ビジネス上でつながった人
(現在や過去の同僚・取引先・ビジネスパートナー・知人など)とのコミュニケーション、自身の情報や共通 の話題についての情報発信・情報交換等を目的として利用されるオンラインのサービスです。
※2 会社訪問マッチングサービスとは、給与や福利厚生といった「条件」によりマッチングして応募からすぐに 採用面接に進むことを前提にした既存の求人サービスとは異なり、ビジョンや価値観への「共感」によって潜 在転職者層を含む個人と会社のマッチングを行うオンラインサービスです。会社訪問マッチングにおいては、 応募者が会社を訪問して応募者・会社の双方がお互いをよく理解するための気軽な面談を最初に行い、その後 本格的な選考プロセスに進んでいくことを前提としております。
3【事業の内容】
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(ウォンテッドリー株式会社)及び子会社1社(Wantedly Singapore Pte. Ltd.)により構成されており、「シゴトでココロオドル人をふやす」というミッションのもと、全 てのビジネスパーソンのためのプラットフォームとしてビジネスSNS「Wantedly(ウォンテッドリー)」を運営して おります。当該事業において、ビジョン・個性・価値観など従来の仕組みでは忘れられてきた観点でのビジネス上の つながりを創出・拡充し、より多くの働く人々が仕事に熱中して仕事を心から楽しめる状態(“シゴトでココロオド ル”)をつくり、社会全体を活性化したいと考えております。
このミッションを実現するために、当社グループでは「最短距離の最大社会的インパクト」という方法論を掲げ、 テクノロジーを中心とした拡張性の高い手法で、より多くの働く人々に当社グループのサービスを届けることを重視 しており、この方針が当社グループの「プロダクト」「ビジネスモデル」「組織」に反映されております。
当社グループでは、働くすべての人が共感を通じて「であい(Discover)」「つながり(Connect)」「つながり を深める(Engage)」ためのビジネスSNSプラットフォーム「Wantedly(ウォンテッドリー)」を運営しており、当 該プラットフォームにおいて、会社訪問マッチングサービス「Wantedly Visit」、名刺管理アプリ「Wantedly People」、ビジネスチャット「Wantedly Chat」、メディアプラットフォーム「Wantedly Feed」等のサービスを提供 しております。個人ユーザ・企業ユーザは、これらのサービス間で「Wantedly(ウォンテッドリー)」のアカウント を共通して利用できるようになっており、プラットフォーム上のサービス間でのユーザの遷移、それぞれのデータ・ つながり情報やコンテンツの連携・融通につなげております。その結果として、単一サービスの展開と比較して、ビ ジネス上のより多様な領域(利用シーン)・ユーザ層への価値提供を行うことができております。
なお、当社グループはビジネスSNS事業の単一セグメントとなります。
セグメント名称 主要提供サービス サービス内容
ビジネスSNS事業 Wantedly Visit 会社訪問マッチングサービス。既存の求人サービスのような給与や福利 厚生といった「条件」ではなく、ビジョンや価値観への「共感」による 個人と企業・仕事のマッチングを提供。
Wantedly Admin Wantedly Visitへの募集掲載、Wantedly Feedへの記事投稿、募集に応募 した候補者の管理などを行うSaaS型企業ユーザ向け管理ツール。 Wantedly People 名刺 管理 アプ リ 。 複数枚の 名刺 を同時 に読 み取 り、即 時に データ 化 し て
つな がり を 管 理す るこ とが可能。 加 え て、 つなが りを 強め るため の 話 題 提供機能を内包。
Wantedly Chat ビジネス利用に特化したチャットツール。社内・社外を横断して、仕 事・プロジェクトを進めるためのコミュニケーションを素早く効率的に 行うことが可能。Wantedly PeopleやCase by Wantedlyとも連携。 Wantedly Feed メディアプラットフォーム。働く個人や企業が、仕事や就職・転職にお
けるストーリー、ビジネスパーソンとしての知見、仕事観、組織の魅力 やカルチャーなどを投稿し、発信・ブランディングすることができる。 Wantedly Tools 社 内で 利 用す る様 々な生産 性向上 ツー ルや サービ スの ソー シャル 口 コ ミ サイ ト 。レビ ュー 情報 を元 にツー ルの 利用 検討 が でき るほ か、 ツ ール利 用企 業 の特性 も 閲 覧可 能。ツール ・サ ービ ス提供 企業 への 販売 支 援サ ー ビスも内包している。
Case by Wantedly クリエイター、デザイナーのためのポートフォリオサービス。個人や企 業が制作した作品やプロダクトを投稿し、発信するためのプラットフォ ーム。
「Wantedly」を利用する個人ユーザは約80万人、企業ユーザは2万3千社超となっております。また、当社グルー プビジネスSNSへの月間利用者数(※1)は150万人を超えており、先述の個人ユーザのうち1ヶ月で1回以上当社サー ビスにアクセスした割合は約27%です。企業ユーザ、個人ユーザともに、新規ユーザの獲得には、既存ユーザによる サービス利用や口コミが起点となっております。企業ユーザや個人ユーザが「Wantedly Visit」、「Wantedly People」、「Wantedly Feed」上などで募集や記事などのコンテンツを公開・投稿して、登録企業の社員や個人ユー ザおよびそれらの友人などがソーシャルメディア上でコンテンツをシェアすることで、それを見た個人ユーザが登 録・応募や記事の閲覧を行ったり、他企業の人事担当者が自社のアカウントを開設したりすることが新規ユーザの獲 得につながります。また、平成29年8月期上半期の間に新規登録した企業ユーザのうち広告経由は約32%であり、広 告以外の経路で登録に至った企業ユーザが過半数を占めております。
また、マッチングサービスである「Wantedly Visit」(企業側は管理ツール「Wantedly Admin」)に加えて、
「Wantedly Feed」や「Wantedly People」を通して、個人ユーザ・企業ユーザの日常的・継続的な利用を促進してお ります。
「Wantedly」の個人ユーザ数、企業ユーザ数、月間利用者数の推移は以下のとおりです。
個人ユーザ数
(人)
企業ユーザ数
(社)
月間利用者数
(人) 平成25年11月末 57,888 1,630 94,353 平成26年2月末 70,070 2,104 205,727 平成26年5月末 93,793 2,781 243,004 平成26年8月末 124,608 3,686 336,819 平成26年11月末 152,923 4,819 286,892 平成27年2月末 191,185 6,663 513,586 平成27年5月末 236,201 8,567 523,257 平成27年8月末 280,640 10,285 594,116 平成27年11月末 323,345 12,314 608,056 平成28年2月末 372,072 14,186 736,512 平成28年5月末 426,493 15,981 822,523 平成28年8月末 484,440 17,982 879,828 平成28年11月末 539,660 19,807 955,121 平成29年2月末 669,416 21,646 1,499,822 平成29年5月末 784,843 23,338 1,514,842
なお、平成28年11月にシンガポール子会社Wantedly Singapore Pte. Ltd.を設立し、アジアにおいて「Wantedly Visit」「Wantedly Admin」のサービス展開を加速しております。
「Wantedly」上で運営するサービスにおいて、ユーザから直接的に収益を得ているもの又は収益化に向けて具体的 な準備を進めているものは「Wantedly Visit」「Wantedly Admin」「Wantedly People」「Wantedly Tools」
「Wantedly Chat」の5つとなります。各サービスの詳細の説明は以下のとおりです。
※1 月間利用者数とは、当社が運営するサービスに登録の有無にかかわらず月間でアクセスした人数をブラウ ザベースもしくは端末ベースで集計した数値となります(サイトとアプリ間での重複は排除)。月間で同じ 人が何度アクセスした場合でも1人とカウントします。
(1)Wantedly Visit、Wantedly Adminについて
「Wantedly Visit」は、ビジョンを掲げる会社とそうしたビジョンに共感する個人との新しい出会いを提供するマ ッチングサービスです。当サービスでは、募集要項に関して給与や福利厚生といった条件面ではなく会社のビジョン や価値観による訴求を推奨しております。条件でのマッチングではなく、ビジョンや価値観でのマッチングを図るた め、企業ユーザはWhy(なぜやるのか)、What(なにをやっているのか)、How(どうやっているのか)の3つのフレ ームワークを基に会社のビジョンを募集要項に表現します。
そして、それを企業で働く社員、社員の家族、友人、取引先などが応援(ソーシャルメディア上で拡散)すること で、企業ユーザは、従来の給与や福利厚生面などの条件面でのマッチングを提供してきた採用媒体では出会うことが できなかった人材と出会うことができます。
日本における企業の数は412万社で、その内訳は従業員数1〜4名の企業が約269万社(65.2%)、5〜9名が約73 万社(17.6%)、10〜49名が約58万社(14.0%)、50〜99名が約6万社(1.6%)、100名以上が約6万社(1.4%)と中 小企業が中心となっております(※2)。また、日本の求人広告市場の規模は9,866億円、年間求人広告掲載件数は 1,100万件に達しております(※3)。従来の人材採用サービスを提供する会社は、後者の大企業が顧客の中心とな
ビス事業者が顧客としてこなかった従業員数100名以下の層が全体の約85%を占めております。これに加えて、近年で は大企業や地方自治体、大学、公的機関の利用も拡大しており、年間の公開募集数は約3万件となっております。
個人ユーザは、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアで友人や知り合いがシェアした募集を見て、
「Wantedly Visit」のサイトに訪れ、各ユーザのソーシャルグラフ(※4)に最適化された募集の一覧を閲覧し、気 になる会社や募集があれば「話を聞きに行きたい」ボタンをクリックして、企業とコンタクトをとります。個人ユー ザの属性は、20代から30代が全体の約8割を占めており、ビジネスパーソンに加えて、平成25年以降の新卒採用にお けるインターンの活用が広がったタイミングから大学生の登録も拡大しております。
「Wantedly Visit」への募集掲載などを管理するSaaS型企業ユーザ向けツール(採用ソリューション)の
「Wantedly Admin」は、月額3万円や月額9万円で一定期間(半年や年間など)固定金額の契約を基本とするサービ ス形態となっております。1顧客あたりの利用単価を高めて少数の顧客に販売する形態ではなく、相対的に低単価で 多数の顧客に利用されることを主としているため、売上上位10社の全体の売上に占める割合は10%以下となってお り、特定の顧客からの収益には依存しておりません。また、売り切り型ではなく、継続したサービス提供を前提とし た料金体系のため、サービス提供開始時だけでなくその後の利用期間において顧客の満足度を高めることが契約の更 新に繋がり、それによって長期利用の顧客が増え、継続的に収益が積み上がっていく構造にあります。その結果、当 社の平成29年8月期上半期の営業収益のうち、平成28年8月期に有料利用を開始した企業が約36%、平成27年8月期 以前に有料利用を開始した企業が約43%を占めており、上記料金体系による継続的かつ安定的な収益基盤を確立して おります。
また、システム継続利用のための月額課金以外に、各種ニーズにあわせたオプション機能に追加の利用料金を設定 しております。オプション機能は大きく分けて、スカウト、認知度向上・流入促進、コンテンツ作成の3種類になり ます。スカウトは、企業ユーザが個人ユーザに直接メッセージを送ることができるダイレクトリクルーティング機能 になります。認知度向上・流入促進は、Facebook上での広告代行や「Wantedly Visit」内でのトップページ掲載など になります。コンテンツ作成は、ビジョンについて書き慣れない企業に対してヒアリングをした上でライティングを 行う募集要項の作成代行や通常の募集よりもコンテンツリッチな特別タイプの募集作成などになります。
加えて、企業ユーザは「Wantedly Admin」を通して「Wantedly Feed」への投稿や投稿記事の閲覧状況の分析など を行うことで自社のブランディングや採用広報活動を強化することができます。「Wantedly Feed」はメディアプラ ットフォームとして平成28年3月にリリースして1年強で「Wantedly(ウォンテッドリー)」のサイトのページビュ ー数全体の約10%を占めるまでに拡大しております。また、「Wantedly Feed」への投稿のある企業はない企業に比べ て平均応募数が2.9倍高く(平成28年12月〜平成29年5月のデータ)、企業ユーザの採用活動への寄与も生まれてお ります。
なお、原則として個人ユーザは「Wantedly Visit」を無料で利用できますが、より多くの企業からスカウトを受け 取ることができるなどの機能を付加した個人ユーザ向け有料サービス(個人課金)の「Wantedlyプレミアム」を月額 2,980円(平成29年6月時点)で提供しております。
※2 総務省・経済産業省「平成24年経済センサス - 活動調査」より
※3 リクルートワークス研究所「日本の人材ビジネス」(平成29年3月発行)より
※4 ソーシャルグラフとは、ウェブ上における人間の相関関係やその結びつきの情報を意味します。
(2)Wantedly Peopleについて
クラウド上にてデータ管理を行う名刺管理アプリです。既存の名刺管理サービスは1回のスキャンで1枚しかデー タ化できず、またデータ化に時間がかかったり、データ化の精度に難がありましたが、当社の名刺管理アプリ
「Wantedly People」は、テクノロジーの力を駆使し、アプリでの1回のスキャンで最大10枚の名刺を即時にデータ 化します。名刺交換のすぐ後にアプリからメールを送ったり、電話をかけたりすることができるほか、アプリで読み 取ったデータはPC版でも閲覧・編集やエクスポートすることも可能です。また、「Wantedly」のアカウント情報と連 携しており、機械学習によりデータが増えるに従って読み取り精度・「Wantedly」上のアカウントとのマッチング精 度が向上する“使えば使うほど賢くなる”点に特徴があります。平成28年11月のリリース以来、累計で1,700万枚を 超える名刺が「Wantedly People」でスキャンされており、累計利用者数(※5)は90万人を超えております。(数 値はいずれも平成29年6月時点)
名刺を日常的に扱うことの多い管理的職業従事者、販売従事者、事務従事者、専門的・技術的職業従事者は、日本 全国で3,356万人と全労働者6,440万人の52%を占めます(※6)。これらのビジネスパーソンを取り巻く環境は、人 生100年時代と言われる長寿化や、年金財政の逼迫、企業の短命化などにより大きく変化しつつあり、複数の企業や
分野で働くことが当たり前になっていくと考えられます。経済産業省の「雇用関係によらない働き方」に関する研究 会においても、多様な働き方が一つの選択肢として確立していくことの重要性が述べられており、人生100年時代に おいて社会で生き抜くために必要な要素として、知見や人脈などの無形資産が挙げられています。「Wantedly People」はビジネスパーソンが人のつながりをこのような資産に変え、管理・活用し、また培っていくためのサービ スと当社では位置づけております。
その一環として、核となる名刺管理機能に加え、名刺交換相手の企業や業界に関連する情報、ユーザが所属する企 業や業界の情報、世の中のトレンドとなる話題のニュースなど、名刺の登録日や検索情報を基準に、ユーザにとって 有益となる“話題”を自動で収集・提供する機能を導入しております。この機能上で掲載する広告(記事広告などの 編集型・リッチコンテンツ型広告を含む広告ソリューション)に関して広告主となる企業ユーザから得る広告収入を 収益源としていくための準備を進めており、営業活動を開始しております。
※5 「Wantedly People」の累計利用者数とは、同サービスのアプリをインストールし、一回以上起動した人 数を累計で集計した数値となります。
※6 総務省統計局「労働力調査」平成28年より
(3)Wantedly Chatについて
ビジネスチャット「Wantedly Chat」は、社内外の日常的なコミュニケーションに利用可能なチャットツールとし て展開しており、当該サービスの日次利用者の継続利用率は90%超となっております(平成28年12月〜平成29年5月 のデータ)。基本機能は以下のとおりです。いずれも無料で提供しております。
・ メッセージ送受信:送受信数や対象者数は無制限
・ グループ作成:グループ数は無制限
・ ファイル共有:ファイルサイズの上限は100MBだがアップロードするファイルの総容量には上限なし
・ メッセージ検索:過去のメッセージも消えることなく遡っての検索が可能
・ Webブラウザ及びアプリ(iOS・Android・Windows・macOS)での利用
上記に加えて、企業利用・グループ利用向けにセキュリティ対策・内部統制関連の機能を強化した有料プランを1 ユーザあたり月額400円(平成29年6月時点)で提供しております。当該有料プランに含まれる機能は以下のとおり です。
・ 無料プランの全機能
・ アカウント管理機能:管理者が一般ユーザ(従業員)の登録・削除・権限変更などを行える機能
・ 利用端末管理機能:管理者が指定した端末以外での利用を制限する機能
・ SLA保証(サービス品質保証):メッセージの送受信が可能な状態を保証(月間稼働率 99.9%)
・ 操作・アクセスログのエクスポート機能:バックアップや内部統制のため、管理者が一般ユーザ(従業員) のログを閲覧・エクスポートできる機能
(4)Wantedly Toolsについて
社内で利用するツールやサービスのソーシャル口コミサイト「Wantedly Tools」では、ツール・サービス提供企業 への販売支援サービスを提供しております。具体的には、ツールやサービスの提供企業に掲載パートナーとして登録 いただいたうえで、下記のサービスを提供しております。
・ 掲載パートナーが提供するツールやサービスについての個別ページに概要資料のダウンロードボタンを設 置。先着3ダウンロードまでは、見込み顧客情報を掲載パートナーに無料で配信
・ 4ダウンロード以降の見込み顧客情報については、有料プランにお申込みいただいたうえで、概要資料1ダ ウンロードあたり5,000円(平成29年6月時点)の従量課金制で配信
[事業系統図]
※「個人ユーザ」は「無料登録利用者」及び「有料登録利用者」の総称を示しています。
※「企業ユーザ」は「無料企業ユーザ」及び「有料企業ユーザ」の総称を示しています。
4【関係会社の状況】
該当事項はありません。
(参考)
第7期の平成28年11月にWantedly Singapore Pte. Ltd.を設立し、第2四半期連結累計期間より連結子会社として おります。
名称 住所 資本金 主要な事業の内容
議決権の 所有割合 又は被所 有割合
(%)
関係内容
(連結子会社)
Wantedly Singapore
Pte. Ltd.
シンガポール 共和国
1 シンガポールドル
ビジネスSNS事 業
100.0
当社サービスの海外市場 開拓及び販売代理 役員の兼任 2名 (注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。
2.特定子会社に該当している会社はございません。
3.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
平成29年6月30日現在
セグメントの名称 従業員数(人)
ビジネスSNS事業 45 (15)
合計 45 (15)
(注)1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出 向者を含む。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員、季節工を含む。)は、 最近1年間の平均人員を( )外数で記載しております。
2.当社グループは、ビジネスSNS事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しておりま す。
(2)提出会社の状況
平成29年6月30日現在
従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)
45 (15) 27.3 1.5 4,951,865
(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員、季節工を含む。) は、最近1年間の平均人員を( )外数で記載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3.従業員数が最近1年間において、5名増加しましたのは、主として業容拡大に伴う定期及び期中採用による ものであります。
4.当社グループは、ビジネスSNS事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しておりま す。
(3)労働組合の状況
当社グループの労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
第2【事業の状況】
1【業績等の概要】
(1)業績
第6期事業年度(自 平成27年9月1日 至 平成28年8月31日)
当事業年度における我が国の経済は、雇用・所得環境の改善が続く中で、緩やかな改善傾向にありますが、個人 の消費については経済の先行きが不透明なこともあり、依然として楽観視できない状況が続いております。
求人広告市場は、平成27年の求人メディア全体(有料求人情報誌、フリーペーパー、折込求人紙、求人サイト) の求人広告件数が月平均約108万6千件であったのに対し、平成28年1~8月には月平均約121万2千件(前年比 11.5%増)へ増加しており、企業の求人意欲が高まってきております(全国求人情報協会「求人広告掲載件数等集 計結果」)。
このような事業環境の下、当社ビジネスSNSプラットフォーム「Wantedly(ウォンテッドリー)」は堅調に成長 を続け、平成28年8月末時点で登録企業ユーザ数は前事業年度末から7,697社増加し17,982社、登録個人ユーザ数は 前事業年度末から203,800人増加し484,440人となりました。
また、自社サービス「Wantedly Visit」のサービス改善への取り組みや営業および顧客対応の体制強化により既 存サービスの拡大を図る一方で、チャットツール「Wantedly Chat」や社内ツール紹介口コミサービス「Wantedly Tools」等新規サービスの開拓も進めております。
以上の結果、当事業年度の営業収益は、840,284千円(前年同期比86.5%増)、営業利益は120,591千円(前年同 期は営業損失2,618千円)、経常利益は120,859千円(前年同期は経常損失2,588千円)、当期純利益は77,803千円
(前年同期は当期純損失2,669千円)となりました。
なお、当社は「ビジネスSNS事業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
第7期第3四半期連結累計期間(自 平成28年9月1日 至 平成29年5月31日)
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、雇用の改善傾向が続き、個人消費は緩やかな持ち直し基調に ある一方で、米国の政権移行による影響もあり、企業の取り巻く影響は不透明な状況となっております。
求人広告市場は、平成28年の求人メディア全体(有料求人情報誌、フリーペーパー、折込求人紙、求人サイト) の求人広告件数が月平均約122万6千件であったのに対し、平成29年1月から5月平均は約126万4千件(前年比 3.1%増)へ増加しており、企業の求人意欲は高まってきております(全国求人情報協会「求人広告掲載件数等集 計結果」)。
このような事業環境の下、会社訪問マッチングサービス「Wantedly Visit」は堅調に成長を続け、平成29年5月 に利用企業社数2万3千社を突破、堅調な成長を続けております。また、メディアプラットフォーム「Wantedly Feed」は2月以降、月平均で50万ページビューを維持しており、企業の広報ツールとしての役割を担い、多くのユ ーザーに企業のビジョンやストーリーを伝えることに貢献しております。名刺管理アプリ「Wantedly People」 は、アプリをリリースしてから6ヶ月で累計1,500万枚以上の名刺が登録され、今後のサービス拡大に向け機能実 装を進めております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の営業収益は910,297千円、営業利益は1,718千円、経常利益は1,807千 円、親会社株主に帰属する四半期純損失は6,206千円となりました。
なお、当社は「ビジネスSNS事業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
(2)キャッシュ・フローの状況
第6期事業年度(自 平成27年9月1日 至 平成28年8月31日)
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前事業年度より133,824千円増加し、 436,532千円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動により得られた資金は182,641千円(前事業年度は36,455千円の収入)となりまし た。これは主として、税引前当期純利益120,859千円の計上によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動により支出した資金は6,860千円(前事業年度は184,972千円の支出)となりまし た。これは、有形固定資産の取得による支出6,860千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動により支出した資金は41,956千円(前事業年度は200,040千円の収入)となりまし た。これは株式の発行による収入8,071千円があった一方で自己株式の取得による支出50,028千円があったことに よるものであります。
2【生産、受注及び販売の状況】
(1)生産実績
当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
(2)受注状況
当社は受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。
(3)販売実績
第6期事業年度及び第7期第3四半期連結累計期間における販売実績は次のとおりであります。
(単位:千円)
セグメントの名称
第6期事業年度
(自 平成27年9月1日 至 平成28年8月31日)
第7期第3四半期連結累計期間
(自 平成28年9月1日 至 平成29年5月31日) 販売高(千円) 前年同期比(%) 販売高(千円)
ビジネスSNS事業 840,284 186.5 910,297
合計 840,284 186.5 910,297
(注) 1.当社はビジネスSNS事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。 2.主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、いずれの販売先に
ついても当該割合が10%未満のため記載を省略しております。 3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3【対処すべき課題】
当社グループの対処すべき主な課題は以下のとおりです。
(1)既存事業の収益機会の拡大及び収益機会の創出
当社グループはビジネスSNSプラットフォームとして「Wantedly(ウォンテッドリー)」を運営しており、企業 ユーザ、個人ユーザのための様々なサービスを提供しております。現在は「Wantedly Admin」「Wantedly Visit」 をはじめ5つのサービスにて収益を得ておりますが、それらサービスにおいて新たな機能追加や利用企業層の開 拓、提供国(海外展開)の拡大により収益機会の拡大を図って参ります。また、現在収益化を行っていないサービ スにおいても収益機会の創出を図って参ります。
(2)システムの安定性の確保
当社グループの主要事業におきましては、インターネット上にてサービス提供を行っている関係上、安定した事 業運営を行うにあたり、新規事業等に伴うアクセス数の増加を考慮した、サーバー設備の強化、負荷分散システム の導入等が重要となる為、今後も設備投資等を継続的に行い、システムの安定性確保に取り組んで参ります。
(3)事業組織体制の強化
今後の事業拡大及び収益基盤の強化を図るにあたり、専門性の高い優秀な人材の確保及び在籍する人員の育成に 注力し、これまで同様、少人数での効率的な事業運営を意識しつつ、事業規模に応じた組織体制の整備を進めて参 ります。従業員の約半分を占める開発組織においては、複数の少人数チームがそれぞれ裁量をもって開発に取り組 むことで無駄な確認やコミュニケーションを抑制し開発スピードを高い状態に保ちながら、各種ツールを活用した 情報の可視化などにより定量的なデータに基づいて迅速な分析・意思決定を行う体制をさらに強化して参ります。 また、営業・マーケティング組織においては、企業ユーザの伸びに対して効率的に対応していく体制の強化が重要 となります。具体的には、データ分析や各種ツールを活用しながら、見込客の創出・育成を介した反響型の企業ユ ーザ獲得を中心とし、多数の営業人員や広告投下に依存せず、利用企業への継続的な運用支援を行っていく継続課 金型のビジネスモデルに適した体制を強化して参ります。
(4)情報管理体制の強化
当社グループは個人情報を含む多くの機密情報を保有しております。特に名刺管理アプリを提供していることか らも、これら情報管理の重要性については十分に認識しております。個人情報等の機密情報について、社内規程の 厳格な運用、定期的な社内教育の実施、セキュリティシステムの整備等により、今後も引き続き、情報管理体制の 強化を図って参ります。
(5)当社ブランドの知名度向上
当社グループはこれまで新聞・テレビ・雑誌等のマスメディア向け広告には注力しておらず、当社が持つWebマ ーケティング技術やソーシャルメディアの有効活用により、サイト利用者の獲得を図って参りました。しかしなが ら、既存事業の更なる拡大及び競合企業との差別化を図るにあたり、当社グループブランドのより一層の確立が重 要であると認識しており、現在費用対効果を慎重に検討の上、サイトへの流入拡大施策や広告宣伝及びプロモーシ ョン活動を強化しており、「Wantedly(ウォンテッドリー)」のブランドの知名度向上を図って参ります。
4【事業等のリスク】
以下において、当社グループの事業の状況及び経理の状況等に関する事項のうち、リスク要因となる可能性がある と考えられる主な事項及びその他投資者の判断に重要な影響を及ぼすと考えられる事項を記載しております。当社グ ループは、これらのリスク発生の可能性を十分に認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に取り組む方 針ではありますが、当社株式に関する投資判断につきましては、本項及び本書中の本項以外の記載事項を慎重に検討 したうえで行われる必要があると考えております。
なお、投資家の投資判断上重要であると考えられる事項につきましては、投資家に対する積極的な情報開示の観点 から開示しておりますが、以下の記載のうち将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断した ものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。
1.事業環境に関するリスクについて
(1)インターネット関連市場について
当社グループは、インターネット上においてビジネスSNS事業を提供していることから、PCやモバイル端末等の通 信機器の普及、通信ネットワーク回線の増強等により、インターネットの利用環境が引続き整備されていくと共に、 同関連市場が今後も拡大していくことが事業展開における前提条件であると考えております。
当社グループは、今後PCとモバイル端末の両面でより安価で快適にインターネットを利用できる環境が整い、情報 通信や商業利用を含むインターネット関連市場は拡大を続けるものと見込んでおります。しかし、今後新たな法的規 制の導入、技術革新の遅れ、利用料金の改定を含む通信事業者の動向など、当社グループの予期せぬ要因によりイン ターネット利用環境の発展が阻害される場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。
(2)ソーシャルメディアへの対応について
当社グループが運営するサイトの利用者のうち一定の割合は、特定のソーシャルメディア(「Facebook」、
「Twitter」)からの流入であり、今後につきましてもソーシャルメディアからの流入をより強化すべくソーシャル メディアとのサービス連携強化を実施していく予定でおります。
しかしながら、ソーシャルメディアによるAPI(ソフトウェアやシステムの連携)制限や各種規約の変更等何らか の要因により、これまでの連携が有効に機能しなかった場合、また、今後の連携が限定された場合、当社グループサ イトへの流入が想定を下回り、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。
(3)競合について
当社グループは、ビジネスSNS事業を主たる事業領域としておりますが、その中でも主なサービスである
「Wantedly Visit」は求人情報メディア、人材紹介会社等が競合となります。当該分野は既に多くの企業が事業展開 していることに加え、参入障壁も低く、競合が激しい状況にあります。
当サービスにおいては、給与等の条件でのマッチングではなく、ビジョンや価値観でのマッチングにより、そのサ ービスの在り方そのものから差別化を図ってきており、また登録ユーザのキャリアプロフィールの蓄積やその中でも 採用ニーズの高いエンジニア・デザイナーの比率が高いことが優位性につながっており、実際に競合する状況も限定 的となってきております。しかし、今後において十分な差別化や機能向上等が図られなかった場合や、新規参入等に より競争が激化した場合には、当該事業及び当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
2.事業内容及び当社グループのサービスに係わるリスクについて
(1)「Wantedly Visit」および「Wantedly Admin」サービスへの依存について
当社グループの主な収益は「Wantedly Visit」への募集掲載などを管理するSaaS型ツール「Wantedly Admin」によ る収入であり、依存度が高い状況であります。前述の通り、求人市場における他の媒体との競合激化等により、
「Wantedly Visit」サービスの利用ならびに「Wantedly Admin」サービスの売上高が減少した場合には、当社グルー プの業績に影響を与える可能性があります。
従いまして、当該サービスへの依存度を低くするため、ビジネスSNSプラットフォーム上における様々なサービス にて、収益源(マネタイズポイント)の多様化を企図しております。しかしながら、これら施策が当初の計画どおり に進まなかった場合には、当社グループの業績に大きく影響を与える可能性があります。
(2)求人募集要項の表示について
当社グループは、「Wantedly Visit」で掲載される求人募集要項に関して、「表記規定」、「コンテンツ・クオリ ティ・ガイドライン」及び「チェックリスト」等の運用ルールを設けており、その徹底した運用を図ることで当社グ ループのビジョンの浸透、法令遵守及び公序良俗の維持に努めております。一例として、給与等の条件、風紀を乱し 犯罪を誘発する恐れのある記載の排除を徹底しております。しかしながら、これらの施策を実施しているにも関わら ず違反するような求人募集要項の掲載が行われた場合や求人募集要項に対して異なる印象を受ける個人ユーザが増加
した場合に、レピュテーション等の影響も含めて、当社グループの事業展開及び業績に重要な影響を及ぼす可能性が あります。
(3)求人市場の動向による業績変動について
「Wantedly Admin」は、主に求人を企図する企業ユーザからシステム利用料を頂いており、求人企業の人員計画に より業績変動の影響を受ける場合があります。当サービスの運営に当たり、事業年度末及び就職活動シーズン等によ る求人ニーズの変動について認識しておりますが、想定を超えて上方又は下方へ変動した場合、当社グループ事業の 業績に影響を与える可能性があります。
また、求人市場及び雇用情勢の動向による影響も受け易いため、関連する市況が上方又は下方へ変動した場合、当 社グループの業績に影響を与える可能性があります。
(4)海外展開について
当社グループは、海外市場での事業拡大を積極的に進めて参りますが、海外展開に際してはその国の法令、制度、 政治、経済、商慣習の違い、為替等の様々な潜在的リスクが存在しております。今後もアジア、欧州などへの事業拡 大を計画しており、当該リスクを最小限にするために、事前に十分な対策を講じてまいりますが、それらのリスクに 対処できなかった場合等には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
(5)為替の変動について
当社グループでは、海外グループ会社の現地通貨建てでの財務諸表を日本円に換算したうえで、連結財務諸表を作 成しております。したがって、為替相場の変動が当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があり ます。
(6)事業拡大に伴う投資について
当社グループは、サービスの安定稼働やユーザ満足度の向上を図るためには、サービスの成長に即してシステムや インフラに対する先行投資を行っていくことが必要であると認識しております。また、サービスに関する知名度向上 のための広告宣伝や海外展開に伴う現地採用等の採用費、事業所開設費用などの先行投資も予定しております。
今後予測されるユーザ数及びアクセス数の拡大並びに海外展開及びセキュリティの向上に備えて継続的な投資を計 画しておりますが、実際のユーザ数及びアクセス数が当初の予測から大幅に乖離する等、計画通り進捗しなかった場 合には、追加投資を行う可能性があり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
(7)システム障害について
当社グループの事業は、PCやコンピュータシステムを結ぶ通信ネットワークに全面的に依存しており、自然災害や 事故等によって通信ネットワークが切断された場合には、当社グループの事業及び業績に深刻な影響を及ぼします。 また、サイトへの急激なアクセス増加や電力供給の停止、外部からの不正アクセス等の予測不可能な様々な要因によ ってシステム障害が生じた場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。
3.法的規制及び知的財産等に関するリスクについて
(1)個人情報保護について
当社グループは、求職者の応募情報や名刺に記載される個人情報を取得しているため、「個人情報の保護に関する 法律」が定める個人情報取扱事業者としての義務を課されております。
当社グループは、個人情報の外部漏洩の防止はもちろん、不適切な利用、改ざん等の防止のため、個人情報の管理 を事業運営上の重要事項と捉え、アクセスできる社員を限定すると共に、個人情報適正管理規程等を制定し、全従業 員を対象として社内教育を徹底する等、同法及び関連法令並びに当社に適用される関連ガイドラインを遵守し、個人 情報の保護に積極的に取り組んでおります。
しかしながら、当社グループが保有する個人情報等につき漏洩、改ざん、不正使用等が生じる可能性が完全に排除 されているとはいえません。従いまして、これらの事態が起こった場合、適切な対応を行うための相当なコストの負 担、当社グループへの損害賠償請求または信用の低下等によって、当社グループの事業及び業績に重大な影響を及ぼ す可能性があります。
(2)知的財産権について
当社グループは、第三者の知的財産権侵害の可能性については、弁護士等と連携し調査によって確認した限りにお いて現時点で侵害はないものと認識しておりますが、当社グループの認識していない知的財産権等が既に成立してい る可能性があります。このような場合においては、当社グループが第三者の知的財産権等を侵害したことによる損害 賠償請求や差止請求等、又は当社グループに対するロイヤリティの支払い要求等を受ける可能性があります。その際 には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。
(3)法的規制等について
当社グループの事業を規制する主な法規制として、「電気通信事業法」、「特定電気通信役務提供者の損害賠償責 任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」(以下「プロバイダ責任制限法」という。)及び「不正アクセス行為 の禁止等に関する法律」(以下「不正アクセス禁止法」という。)があります。
電気通信事業法については、通信の秘密の保護等の義務が課されております。また、当社グループは、プロバイダ 責任制限法における「特定電気通信役務提供者」に該当し、不特定の者によって受信されることを目的とする電気通 信による情報の流通において他人の権利の侵害があった場合に、権利を侵害された者に対して、権利を侵害した情報 を発信した者に関する情報の開示義務を課されております。
不正アクセス禁止法については、「アクセス管理者」として、努力義務ながら不正アクセス行為からの一定の防御 措置を講ずる義務が課されております。
これら関連法令において、当社グループが想定しない形で損害賠償請求等を受ける可能性があります。
その他、インターネット関連事業を規制する法令は徐々に整備されてきている状況にあり、今後、インターネット の利用や関連するサービス及びインターネット関連事業を営む事業者を対象として、新たな法令等の制定や、既存法 令等の解釈変更等がなされた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。
(4)その他訴訟、紛争の可能性について
当社グループでは、本書提出日現在において業績に影響を及ぼす訴訟、紛争は生じておりません。
しかしながら、今後何らかの事情によって当社に関連する訴訟、紛争が行われる可能性は否定できず、かかる事態 となった場合、その経過又は結果によっては、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
4.事業運営体制に係わるリスクについて
(1)組織体制及び人材の確保・育成について
当社グループの組織体制は、小規模であり業務執行体制もそれに準じたものとなっております。当社グループは、 今後の事業展開に応じて、従業員の育成及び人員の採用を行うとともに業務執行体制の充実を図っていく方針であり ます。しかしながら、人材の確保が思うように進まない場合や、社外流出等何らかの事由によりこれらの施策が計画 どおりに進行しなかった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。
(2)内部管理体制について
当社グループは、平成24年2月のサービス提供開始から、未だ成長途上にあると考えており、今後の事業及び経営 成績を予測する上で必要な経験等が十分に蓄積されていないものと考えております。今後の事業運営及び事業拡大に 対応するため、内部管理体制について一層の充実を図る必要があると認識しておりますが、事業規模に適した内部管 理体制の構築に遅れが生じた場合は、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。
(3)代表取締役への依存について
代表取締役社長である仲暁子は、当社グループの創業者であり、創業以来代表取締役を務めております。同氏は、 インターネット関連事業及びWebマーケティング等に関する豊富な経験と知識を有しており、経営方針や事業戦略の 決定及びその遂行において極めて重要な役割を果たしております。
当社グループは、取締役会等における役員及び幹部社員の情報共有や経営組織の強化を図り、同氏に過度に依存し ない経営体制の整備を進めておりますが、何らかの理由により同氏が当社グループの業務を継続することが困難とな った場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。
5.その他
(1)資金使途について
今回、当社が計画している新規株式公開による調達資金の使途については、事業及び人員拡大に伴い平成30年8月 期に実施する本社オフィス増床時の内装費の一部に充当することを予定しております。また、計画のとおりに資金を 使用したとしても、想定どおりの投資効果を上げられない可能性があります。
(2)配当政策について
当社グループは、株主に対する利益還元を経営課題と認識しており、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー の状況を勘案し、利益還元政策を決定していく所存であります。しかしながら、当社は当期純利益を計上しておりま すが、未だ内部留保が充実しているとはいえず、創業以来配当を行っておりません。また、当社グループは現在、成 長過程にあると考えており、内部留保の充実を図り、事業の効率化と事業拡大のための投資等に充当し、なお一層の 事業拡大を目指すことが、株主に対する最大の利益還元に繋がると考えております。
将来的には、各期の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況を勘案し、株主に対して利益還元を行うこ とを検討して参りますが、現時点において配当実施の可能性及びその実施時期等については未定であります。
5【経営上の重要な契約等】
該当事項はありません。
6【研究開発活動】
該当事項はありません。
7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この 財務諸表の作成に当たりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに 開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的 に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は後記「第5 経理の状況 2 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しております。
(2)財政状態の分析
第6期事業年度(自 平成27年9月1日 至 平成28年8月31日)
(流動資産)
当事業年度末における流動資産の残高は551,237千円で、前事業年度末に比べて164,145千円増加しております。 現金及び預金の増加133,824千円、売掛金の増加23,059千円が主な要因であります。
(固定資産)
当事業年度末における固定資産の残高は173,826千円で、前事業年度末に比べて10,186千円減少しております。 ソフトウェアの減少7,807千円が主な要因であります。
(流動負債)
当事業年度末における流動負債の残高は263,684千円で、前事業年度末に比べて118,084千円増加しております。 前受金の増加46,087千円、未払法人税等の増加47,724千円が主な要因であります。
(純資産)
当事業年度末における純資産の残高は461,380千円で、前事業年度末に比べて35,874千円増加しております。繰 越利益剰余金の増加77,803千円、自己株式による減少50,028千円が主な要因であります。
第7期第3四半期連結累計期間(自 平成28年9月1日 至 平成29年5月31日)
(資産の部)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産の残高は486,121千円となりました。主な内訳は、現金及び預金 370,562千円であります。
当第3四半期連結会計期間末における固定資産の残高は220,848千円となりました。主な内訳は、有形固定資産 66,072千円及び敷金及び保証金150,295千円であります。
(負債の部)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債の残高は252,226千円となりました。主な内訳は、前受金169,874 千円であります。
(純資産の部)
当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は454,743千円となりました。主な内訳は、資本金225,950千 円、資本剰余金219,450千円であります。
(3)経営成績の分析
第6期事業年度(自 平成27年9月1日 至 平成28年8月31日)
(営業収益)
当事業年 度の 営業収益 は、840,284千円(前 事業年 度比86.5%増 )となりま した 。これは 、 有料企業の利用 継続 率の増加及び新規有料企業社数の増加によるものであります。
(営業費用、営業損益)
当事業年度の営業費用は、719,692千円(前事業年度比58.7%増)となりました。これは、事業拡大に伴う人員 の 増加 に よる給 与等の 支払 が増 加した こと 、 ま た広告宣 伝費 が増 加した ことに よる もの です 。この 結果 、営 業 利 益は120,591千円(前事業年度は営業損失2,618千円)となりました。
(経常損益)
当事業 年度 に おい て、 営業外 収益が 658千 円、営 業 外費 用が 389千円 発生 しており ます。この 結 果、経常利 益は 120,859千円(前事業年度は経常損失2,588千円)となりました。
(当期純損益)
当事業 年度 に おい て、特 別利益 及び 特 別損 失は 発生して おりま せん 。この 結果、 当期純 利益 は77,803千円 (前 事業年度は当期純損失2,669千円)となりました。
第7期第3四半期連結累計期間(自 平成28年9月1日 至 平成29年5月31日)
(営業収益)
当第3四半期連結累計期間の営業収益は、910,297千円となりました。これは、有料企業の利用継続率の増加及 び新規有料企業社数の増加によるものであります。
(営業費用、営業損益)
当第3四半期連結累計期間の営業費用は、908,578千円となりました。これは、事業拡大に伴う人員の増加によ る給与等の支払が増加したこと、また広告宣伝費が増加したことによるものです。この結果、営業利益は1,718千 円となりました。
(経常損益)
当第3 四半期 連結 累計期 間にお いて 、営業 外収 益が935千円 、営業外 費用 が847 千円発 生してお ります 。こ の結 果、経常利益は1,807千円となりました。
(親会社株主に帰属する四半期純損益)
当第3 四半 期連 結累 計期 間に おいて 、特 別利 益及 び特 別損失 は 発生し ており ませ ん。 なお 、単 体にお いて 法 人 税等を8,014千円計上していることから、親会社株主に帰属する四半期純損失は6,206千円となりました。